釣られてたっていいぢゃないかって思えるものと,思えないものがある,はず。思えるものと,思えないものの間にある,もの,はなんだろう。
quote:サーフコントロール社は,賢明で用事深いユーザーでもだまされてしまうフィッシングの手口について警告した。この手口は銀行のウェブサイトの検索スクリプトの欠陥を悪用し,ウェブサイトのコンテンツを不正なコンテンツにすり替える。URLは正しいが,コンテンツは偽物ということになる。
「なにからなにまでわかってしまっている相手と付き合うなんて,なかなかできるこっちゃない。わからないことを知っていく,そのために,一緒にいるんだ。あまり顔や言葉や行動に出さない好きなものを知るのに,何年もかかることもある。雨の日にはいつも着ている白いレインコート,部屋の棚のDVD置き場に並んでいるジャック・タチ,ベランダで紫色の花を咲かせるリラの樹,それらが彼女にとって特別なものだと気付く,たったそれだけのために,一緒にい続けなければいけない。幼なじみなんかぢゃないんだから,最初から知っていることなんてちょっとしかない。なにも知らなかった。だから,毎日知っていく。それは楽しみってわけぢゃないけど,それに似た感情ではある。
相手を100%知ることなんかできない。それはわかっている。ボクが彼女に云わないこともあるし,きっと彼女が隠していることもたくさんあるだろう。でも,たとえ知らないことが山ほどあっても,信頼はしている,だから一緒にいられる。問題は信頼できるか,どうか,それだけなんだ。掲示板なんかで釣られることは多い。「フィッシング詐欺」なんて言葉が一般的に使われていること自体笑えるが,釣り釣られが,そんだけ横行しているってことだろう。掲示板の言葉のやり取りでだまされるぐらいならいいけど,預金を全部引き出されるなんてことになったら簡単に許せない釣りだ。…でも,ボクが彼女に釣られてないかどぉか知らないのは,ボクだけなのかもしれない。それを許している,もの,って,なんだろ?
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